2014年10月8日水曜日

松山 秋祭り 【愛亀GRP】


107日、松山市では、豊穣を祝う秋祭りでした。幸いなことに、あぐりで育てているお米も今年は豊作で、先日新米を収穫しました。この一年の収穫に感謝し、あぐりの新米をお供えしました。

 
 

 

愛亀グループ本社からほど近い場所に位置する、朝日八幡神社の立派な神輿が威勢のいい掛け声とともにやってきました。その場が一気に活気づき、さわやかな秋晴れの下、楽しい一コマとなりました。
 

 

2014年10月7日火曜日

防災の日に何を思うか


〈防災の日とは〉

 少し前のことにはなりますが、91日は防災の日でした。防災の日は1960年(昭和35年)に制定された日本の記念日です。91日という日は1923年(大正12年)の関東大震災の発生日であり、日本に多くの台風が襲来するといわれる二百十日(立秋から数えて210日目)でもあります。防災の日は「政府、地方公共団体等関係諸機関をはじめ、広く国民が台風高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、これに対処する心構えを準備する」ことを目標とし、防災の日を含む1週間は防災週間としています。この時期に、避難訓練等が行われるのはそのためです。

 

皆さんの中に、地域の自主防災組織や消防団活動を通じて、防災または減災に対して幅広く活動されていて、知識も経験もたくさん持たれている方もいると思います。株式会社愛亀においても、防災活動の一環として、去る8月に総務部 早瀬啓真さんが防災士の資格を取得しました。資格取得にあたり講習で得た情報を広く共有していきたいと思います。

 

 

〈消防士資格取得を通じて〉

ちょうど前日20日に発生した、広島土砂災害の被災状況も伝えられながらの講習となりました。短時間の豪雨により発生した、多発の大規模な土石流が9/4現在で死者72名、行方不明者2名と甚大な被害をもたらしました。

では、このような災害のなかで、防災士に期待される役割とは何でしょうか。

 

大きな災害であればあるほど、国や地方公共団体の救助・救援は期待できず、地域の総合的な力により、災害に備えることが必要となります。災害対策の基本は「自助」です。どのような事態においても自分の命は自分で守るという備えが必要です。救助される人ではなく、「救助する人」にならなければなりません。

阪神大震災を教訓とし、「人」という資源を活用して社会全体の防災力を高めるために、防災士制度が生まれました。また東日本大震災で、犠牲者や被害を減らす減災の考えが注目され、地域防災力の向上の重要性が再認識され防災士制度の期待が高まることとなりました。

 

防災士は、平常時より訓練や危険地域の防災対策を講じ、災害時の場合は知識・技能を活かしリーダーシップを発揮できるよう求められています。

 

広島土砂災害の場合ではどうでしょう。市の避難勧告が遅かったのも理由かもしれませんが、自分の家が危険災害箇所かどうか?避難経路は?避難場合は?訓練や意識や啓発で事前に備えてあれば、助かる命もあったかもしれません。

命が助かる割合は、自助:共助:公助=7:2:1と言われています。自衛隊、消防や警察に助けてもらえるという考えは改めなければなりません。

 

最後になりますが、30年以内に70%の確率で起こるであろうと言われる南海トラフ巨大地震。いつ、何が起こるかわからないのが自然災害です。松山市などでは、防災マップというものを各家庭全戸に配布しております。自分の町をよく知り『今、できるだけの備えを、できるだけの行動を、恐れず正しく備えましょう。』